あなたは知ってる?いくらかかるの?一生に必要なお金の金額とは!
令和元年は「老後2000万円が足りない」と騒がれ、「消費税増税」など、お金について考えさせられる機会が多い年だったのではないでしょうか。
日本人は働いて稼いだお金を貯蓄する「守り体質」の人が大半を占めていると言われています。
もちろん貯蓄は大切なことですが、もっと大切なことは、将来どのくらいの金額がかかるのかという点です。
就職・結婚・出産・子育て、老後。
私たちが生きていくなかで、日々の生活以外にいろんなライフイベントが起こりますが、それぞれどれくらいのお金が必要か知っていますか。
先ごろ金融庁から発表された「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書~高齢社会における資産形成・管理」によると、老後の生活を送っていくには、65歳以降の20年で約1,300万円、30年で約2,000 万円の保有資産からの取崩しが必要になるとされています
では、「死ぬまでに一体いくらのお金が必要なのでしょうか?」
このような疑問を持つ方の多くは、一生涯に稼がなければならない金額の目安を知りたいはずです。
実は、人生で一生にかかるお金は、億単位のお金が必要だといわれています。
では、本当にそうなのか、どれくらいかかるか見ていきましょう。
人生の一生でかかるお金は、「何歳から何歳までの費用」なのか?
一生とは「0歳」から「死ぬまでの年齢」ですが、必要なお金をシミュレーションする場合は新社会人になる「20歳」や「22歳」をスタートにしましょう。
まずは、日本人の平均寿命ですが、
2018年の日本人の平均寿命
男性:81.25年
女性:87.32年
最近は100歳を超える長寿の方もおられるので、ざっくりと「100歳」をゴールにして計算しますね。
・結婚約約350万円
・出産約50万円
・子供の教育費用(一人の場合)約2000万
保育園・幼稚園:東京都の目黒区や世田谷区の保育園は月8万円〜10万円位、
幼稚園は月3 万円〜5万円位が目安。
受験:中学受験の場合は小学校4年生くらいから塾に通わせるのが一般的です。
4年生、5年生、6年生の3年間で180万円前後の費用がかかります。
国公立だと平均で約250万円
私立だと約400万〜500万円
医学部は約1500万〜2000万円
・マイホーム約4400万
・マイカー 約2700万
・老後 約4700万
・生活費 4450万
・葬儀代 240万
全てを合計すると約1億5,000万円です
年金だけで暮らせるかと言うと必ずしもそうではないです。
「定年後、ご夫婦ふたりでゆとりある老後生活をするには、いくら必要かというアンケートでは月38万〜40万円くらいとのデータもあります。
基本的な公的年金の支払いの構造は、2つの構造になっています。
1つは「国民年金」(「基礎年金」とも言う)。
20歳以上60歳未満の日本国民が全員加入する制度で、40年間満額を納めると65歳以降の受給開始から年間約78万円(月にすると65,000円、2019年11月現在)が死亡するまで受給できます。(※金額は納付期間により変動あり)
2つめは会社勤めの方が加入する「厚生年金」(公務員の方は「共済年金」)。
給付額は、在職中の年収や支払っていた期間によって異なり、「国民年金」に上乗せされて死亡するまで給付されます。
老後の貯金はいくら必要?
一例ですが、もしもご夫婦がふたりとも国民年金だけだった場合で、65歳に退職した後の余命が25年と仮定します。
退職後月25万円使う暮らしをしたいとなれば、月々12万円が不足するということになります。
不足分は貯金を切り崩すことになるので、12万円×12ヶ月×25年間だと、36,000,000円(ひとり当たり18,000,000円)を老後までに用意しておかなくてはなりません」
100歳まで生きるとすれば、あと20年加算されるので、12万円×12ヶ月×20年間2,880万円となります。
つまり、合わせて4,680万円、上記のように約4,700万円となるわけです。
この記事を最後まで読んだ方は、多少未来に不安を持ったのではないでしょうか。
穏やかで楽しい老後を過ごすためにも、何かしらの方法で老後資金の準備をするためには、現役時代にしっかり貯蓄を増やしておくことをおすすめします。